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天界を飛び回る天使
幸福に囲まれた生活が続く 幸福を知りすぎた天使は幸福を忘れる それを不幸に感じるようになってゆく 天使だって幸福を求めたくもなるだろう 君が幸福を求むように天使だって求むだろう 君も天使も大した差違は無いんだよ 幸福に飢えた天使は地上に降り立つ 地上に潜む悪魔は幸福を求め天使を襲う 天使が悪魔から学んだのは不幸だろうか 幸福に麻痺した天使 不幸を幸福と勘違いした 傷だらけの天使 翼は痛み もはや機能しない 天使を追う悪魔 幸福に飢えた彼が求むのは天使の生き血 幸福に麻痺した傷だらけの天使 空に飛び立てず 今屍と化す 天使の屍を見つけた君は静かにそれを土に埋めた 墓標にはこう記された 「不幸にも幸福に溺れた天使さん」 PR |
思い出が幾重にも重なって翼となる
重々しいその翼が語るのは自分自身の責任 その翼羽ばたくことが意味するのはPromise 大空を飛ぶにあたっての約束 誰もがその約束を破ることは許されない 生まれながらに領空が与えられているという事実 僕はその約束を上手く破る術を探しもがいている だからまだ飛び立てない 大空を知らない子らはただただもがいていれば良い 地上で他の肉食動物に喰われちまえば良い 生き残った連中だけ空を飛べば良い 生き残った連中は地上の子らを守る努力をすれば良い それが人間界のPromise 愛情を受け入れ羽ばたくのかい 愛情を逆手に羽ばたくのかい 愛情を拒み喰われるのかい 愛情を捨て去り無駄な努力かい 約束を破る連中は大抵地上でもがいてる 悔しければ飛んでみろ でも僕はまだ飛べないよ 未だに上手く約束を破る術を探しているから いつまでも地上の弱肉のままで・・・ |
味気ない日々にコショウをかける
思わず出るクシャミは自己責任 僕は味付けにおいて加減を知らない 夢を描く 決まって僕は無駄なものを描き足す それが蛇足だと気付くのは夢から醒めた後 僕は味付けはしても味見をしない 僕が求めているのは"旗と君" 僕は目印がないとどこまでも流される 味付けをしよう この味気ない日常に 加えすぎた調味料 少しくらい濃いのが丁度良い 味覚が狂うくらいの日常が欲しい 味覚を狂わすほどの君が欲しい |
何も見えない
何も見たくない 真っ暗闇だ 明かりは灯らない 誰が傍にいる? 誰も傍にいない? 夜が明けた でも陽は昇らない |
嫌なものを見ると直ぐ目を閉じる
これは反射の働きなのかな 僕は開いた目を直ぐに閉じる癖がある 怖いもの見たさってのは良く言えば好奇心 汚いもの見たさってのも良く言えば好奇心 でも悪く言ってしまえばただの思慮不足 目を開く僕、直ぐ閉じる僕 夢見る僕、現実に打ちひしがれる僕 別れを告げた恋人が街で再会した 見てみぬ振り でも振り向く二人 目の合う二人 目を閉じる二人 思い出が甦る 直ぐに心を遮断する 何のために意地を張り合うんだろう ただ苦しいだけなのに 目を開く僕、直ぐ閉じる僕 心を開く僕、直ぐ閉じる僕 排水溝をただぼんやりと眺めてる 流れ落ちる水たちは何を思って流れゆくのかな 排水溝が詰まるとき 僕の心もぼんやりだけど詰まってしまう 人はどうしても流されやすい生き物 僕はどうしても流れゆくだけの生き物 それでも僕は心の目を開き続くよ 旨い具合に瞬きをして このひと時ひと時に瞬きをして 閉じたままにしないで・・・ |
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